ここはとある隠れ宿《とまりぎ亭》。閑静にして風光明媚、絵描きや作家が好んで長期滞在しアトリエとしても利用するその旅館は、一人の女主人と一匹の猫、そして一羽の鳥によって切り盛りされている――
《とまりぎ亭》は開業以来、縁故ある創作家を招き、制作に打ちこんだり、あるいはひととき羽を伸ばすための長期逗留所としてご利用いただいております。
現在当亭には、ゲーム制作のお仕事で知り合われた方々が互いにお誘い合わせのうえ逗留されています。
差し支えなければ、当亭が仲介してご紹介させていただきますが、いかがでしょうか。
本当ですか!? それは助かります。
ニオ、お仕事を紹介していいか皆に聞いてきてくれますか?
はーい。
では、お部屋にご案内しますので、ご依頼内容についてご検討ください。
お決まりになりましたら私、翡翠までお伝えいただければ承ります。御用の際にはこちらのアドレスからお呼びつけくださいませ。こちらから各作家に取り次がせていただきます。
ご依頼フォーム
同時に複数の作家にご依頼になりたい場合は、《とまりぎ亭》受付宛でご相談いただけますと幸いです。
おまたせ! 今おしごとを受け付けてる人の名簿を持ってきたよ! ニオ、えらい?
作家一覧
各作家のお仕事情報など、最新の情報は《とまりぎ亭》Twitterアカウントでつぶやいているぞ。
より詳細な告知をご覧になりたい際は、Ci-enをご参照ください。
Ci-en
いただいたご支援は逗留作家のサポートに充てさせていただきます。
ご案内は以上となります。ご質問、ご要望などございましたら、《とまりぎ亭》受付までお問い合わせください。
お問い合わせ
それではどうぞ、ごゆっくりお過ごしくださいませ。
翡翠
Hisui
ある時、森の中の忘れられた屋敷にふらりと流れつき、旅館《とまりぎ亭》を始めた女主人。旅館を切り盛りしつつ余暇に小説を書いているが、ついつい本業との作業時間が逆転しがち。普通の人間のフリをしているものの、いくつ年を重ねても見た目が変わらない。ニオとゴイちゃんのことは、どちらも自分のペットだと思っている。
ニオ
nio
翡翠に拾われた猫。少なくとも拾われた時はごく普通の子猫だった。《とまりぎ亭》の客から可愛がられるうちに少々育ちすぎた(?)ようだ。天真爛漫、自由奔放で《とまりぎ亭》の人々や周囲の自然を絵に描くのが好き。ゴイちゃんのことを自分のペットだと思っている。
ゴイちゃん
Goi-chan
翡翠が《とまりぎ亭》を始める前から屋敷に住みついていた妖鳥。《五位の火》という由緒ある妖怪なのだが、ゆるい見た目のせいで誰にも畏れられていない。今はニオの頭の上が定位置で、ニオが大きくなりすぎた(?)のはおそらくこいつの妖気のせい。自分が翡翠とニオの面倒を見ていると思っている。
文:雪丸仟 絵:まんごープリン